外側になる二層はガーゼ。内側の二層は、無撚糸のシルクわた。絶妙の組み合わせで、ふんわり柔らかなケットに。化学薬品不使用の完全オーガニックシルク。今治の絹職人が一枚一枚丁寧に仕立てた、四層構造のガーゼケットです。

人間の肌と組成が似ているシルクは肌に心地よく肌ざわり抜群、やわらかでふわふわ。四層すべてがシルク100%で、夏はこれ一枚でも、寒い真冬には体をやさしく包み込みます。
ガーゼなのに滑らかで優美なドレープは、シルクだけにしかできないこと。自然のままのシルクならではの心地よさを味わえる一枚です。

シルクは、暖かさはもちろん、吸湿性と放湿性にも優れています。
明け方に汗で冷えるということもありません。また、静電気が起こりにくい素材でもあります。熱伝導率が低いので、冬は暖かく、夏は涼しく使えます。
もちろん無染色、無漂白。化学薬品を一切使わずに絹製品を仕立てる、今治の絹職人が手がける石田屋オリジナルの逸品です。

蚕(カイコ)が、雨や風、暑さ寒さ、湿気や乾燥から実を守るためのシェルターが、繭。その素晴らしい性質は、人間にとっても大きな恩恵があります。そのため、古くからシルクロードを通じて洋の東西を問わず利用されてきました。

肌にやさしく、温度と湿度を快適に保つ「シルク」は、寝具にも最適な素材です。
綿や麻などは植物から、羊毛やカシミヤやアルパカは、動物の肌から生えている毛です。一方、シルクは蚕が繭を作るために吐き出したもの。
蚕は一生のうちに桑の葉を20グラム食べ、一生のうちに0.5グラムの糸を作ります。摂取したタンパク質の60%〜70%を糸に使うのです。これは、とても高い生産効率ですが、時間をかけてゆっくりと生み出していきます。その速度は、秒速わずか1センチ。ゆっくりと作り出すからこそ、タンパク質成分が濃い、密な糸に。

綿や羊毛は細胞ですが、シルクは液体が固まったもの。他の繊維とは構造が全く異なります。
繭の重さは、1つ約0.4グラム。それだけ軽いのに、糸の長さは1100から1400メートルもあります。それは、それだけ細いということなのです。

成分は、ほとんどがタンパク質。人間の肌と成分が極めて近いため、肌に優しいのです。
温度調節や湿度調節にも優れ、衣服はもちろんのこと、日本では古くから寝具の素材として利用されています。

1923年創業の石田屋は、シルクのスペシャリストでもあります。
化学薬品を使えば低コストで効率良く製造できますが、それでは、せっかくのシルクが持つ素晴らしい性質を消してしまいます。
石田屋のシルクアイテムは、シルクの質はもちろんのこと、フノリや洗いなどの製造過程で使われる素材にまでこだわっています。
寝具の素材表記は、中に詰まっているものと側地だけです。それが商品として出来上がるまでに用いた他の素材は、スペックからは読み取れません。

化学薬品などを一切使わずに天然のフノリや極上の天然水を使うのは、シルクが持つ特長をなくなさいためであり、長く使える寝具であるようにでもあります。余計な化学処理を施していない、自然で上質なシルクそのままの肌ざわりと使い心地は、どれだけ化学繊維が進歩しても追いつけません。

もちろん無染色、無漂白。化学薬品を一切使わずに絹製品を仕立てる、今治の絹職人が手がける石田屋オリジナルの逸品です。
老若男女すべての方に。シルクにもオーガニック認定制度があったなら、間違いなく認証されると石田屋が自負する上級の寝具です。安心してお使いいただけます。

サイズ :145×200cm
重量 : 1305g

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