竹糖という国産サトウキビを使い伝統製法で職人が作り上げる高級砂糖
阿波和三盆糖(100g・500g)
- 徳島で江戸時代から伝わる手作り製法を守って作られる高級砂糖
- 在来種のサトウキビ「竹糖」だけを使用して作った阿波和三盆糖です
- 上品な味わいで料理の味付けに使うと、味わいが断然違います
出荷元:自遊人配送センター(新潟)
価格:
200年前から伝わる手作り製法を守って作られる阿波和三盆糖

と語るのは伝統製法を守ってほとんどの工程を手作業で行う「岡田製糖所」の岡田社長。
竹糖を砕いて圧搾し、煮詰めて結晶化させた状態を白下糖と呼びますが、この白下糖から糖蜜を抜く「研ぎ」と呼ばれる作業が、和三盆独自の技術です。
押し槽と呼ばれる、てこの原理を利用した箱の中に白下糖を入れて圧力をかけ、中に含まれる糖蜜をゆっくりと押し出していくと、蜜が抜けた分、褐色だった白下糖は色が抜けて白くなっていきます。一回だけではまだまだ糖蜜が多いのですが、水分が抜けてしまった状態で圧力をかけ続けても、それ以上白くなることはありません。そこで、水を加えて練ることで糖蜜を溶け出させ、また押し槽に入れて圧力をかけて、という作業を繰り返すことで徐々に糖蜜を抜き、白くしていく方法ができあがったのです。
「昔はこれを3回繰り返したから、三盆糖という名前がついたそうですよ」
と岡田社長。“盆”は、研ぎを行う際に当初は盆の上で行っていたと思われるからだとか。現在ではさらに白くするために、これを4〜5回行います。回数が曖昧なのは、その時の気温や色を見て決めるからです。
職人の経験がものをいう、和三盆の研ぎの現場

「冬は抜けが悪い(絞りにくい)から、5回繰り返しますね」
と職人の坂東さん。岡田製糖所には現在、研ぎができる職人さんが2人います。和三盆の製造は毎年12月〜2月の寒い時期に行われてきました。今も白下糖を作るのはその期間ですが、研ぎを行うのは12月から6月くらいまでかかるとか。
白下糖を作る工程も、近代的な機械はほとんど入れずに、搾ったサトウキビの汁を煮詰める加減も「締め子」と呼ばれる職人さんのカンで温度の加減をしています。
「幸い、うちはまだ職人としてやってくれる人がいるから続いているんですよ」
200年前からの伝統製法を受け継ぐ手作りの阿波和三盆。
「彼らがいてくれる限り、機械化しないでやっていきますよ」
口に入れると、ふわりと溶けるように消えていく和三盆糖は、高級和菓子の原材料として知られていますが、家庭でも料理やお菓子に使えば、とても上品な味に仕上がります。
また、コーヒーや紅茶などの飲み物に入れたり、フルーツやヨーグルトなどにかけたりしても、美味しくいただけます。
職人の技の結晶を、どうぞお楽しみください。
※白下糖を作る際に、結晶化をすすめるために少量の砂糖を加えているため、原材料には砂糖が含まれています。
- 商品名
- 阿波和三盆糖(100g・500g)
- 配送方法
通常送料
商品内容
- 原材料
- 砂糖黍、砂糖
- 7大アレルゲン
- なし
- 内容量
- 500g
- 産地
- 徳島県上板町
- 賞味期限
- ありません
- 配送温度
- 常温
- 保存方法
- 高温多湿下を避け、常温保存
- 化学調味料
- 不使用
- 保存料・着色料
- 不使用
- 商品コード
- FF-055
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在来種のサトウキビを使った和三盆糖
和三盆の材料は、沖縄などで栽培されるサトウキビよりも細い、竹糖と呼ばれる在来種サトウキビ。八代将軍吉宗はこれを江戸城内に植えさせて全国にも栽培を奨励し、積極的に栽培をした高松藩、徳島藩で生まれた和三盆は両藩の名物となりました。いまも、香川産は讃岐和三盆、徳島産は阿波和三盆と呼ばれ、細々と作られています。