兵庫県の丹波市との共同プロジェクトのお茶、「黒豆香茶」。
神戸薬科大学の名誉教授加藤篤先生監修のもとで試作を繰り返し、完成しました。

「自遊人」読者様・オーガニックエクスプレスご利用者様によるご意見も取り入れて完成させた黒豆香茶は、香ばしくスパイシーな香り。丹波の黒豆を中心にお茶に合う薬草を選んでブレンドしました。

体ぽかぽかブレンド

生姜やシナモンが入った、スパイシーなブレンド。

スパイスとして知られるシナモンには、優れた殺菌、防腐作用が認められ、
消化器系などを温め、機能を活発にする作用があると言われています。

花粉症対策にも、夏場の冷房による冷え対策にもおすすめです。

【体ぽかぽかブレンドのブレンド品目】
・黒豆
・生姜
・どくだみ
・ほうじ茶
・当帰の葉
・シナモン
・茴香

自遊人の食品販売部門『膳』の物流センターが、兵庫県の内陸部にある丹波市に拠点を構えたのは2011年6月。その丹波市から「市の特産品を使った新しい商品を考えているのだけれど、何かいいアイディアはないですか」と相談されたのはその直後のことでした。

そこから始まったのが、今回の「ふるさとA級グルメ創造プロジェクト」。
丹波市長の辻重五郎さんの「丹波市の山南町は、漢方薬草でも有名なんですよ」という言葉から、今回のブレンド茶の開発が始まりました。

山南町での薬草栽培の歴史は古く、江戸時代後期の天保11年、藩主・水野肥前守がこの地に来た時、御典医が黄蓮という薬草栽培に向いていることを進言したことから始まったといわれています。この時に栽培が始まった黄蓮は、大正時代には「丹波黄蓮」として日本ばかりかアジア有数の品質を誇るブランドになっていたのです。

その後、薬草としてのサフランや、咳どめなどの効用があるとして知られる薬草・セネガの栽培も行われ、近年もセネガの生産量は全国の8割を丹波産が占めているほどです。さらに現在はトウキ(当帰芍薬湯などの漢方薬に使われる、婦人科系の効能で知られた薬草)などの栽培も盛んに行われています。

ブレンド茶を作ることが決まってからは、専門家と相談しながら毎日のように試作・試飲の繰り返し。「体をあたためるお茶」がやっと納得のいく味になったのが10月。「黒豆香茶」と名付けられたお茶は、丹波市で行われたイベント『丹波GO!GO!フェスタ』で試飲販売を開始しました。

さらに、「黒豆香茶」の監修は、神戸薬科大学の名誉教授である加藤篤先生が引き受けてくださいました。加藤篤先生は丹波市山南町の薬草薬樹公園という施設に研究室を持ち、薬草を使った薬用入浴剤の開発をしたこともある方。

自遊人読者の皆様・そしてオーガニックエクスプレスの皆様のモニター試飲での意見も取り入れて、ようやく完成したのがこの「黒豆香茶」です。