雑誌「自遊人」が運営。無添加・オーガニック・魚沼産コシヒカリ 「オーガニック・エクスプレス」

西洋梨ルレクチエ発祥の地として知られ、さまざまな農産物の栽培が盛んな新潟の白根地区。
この地で農業を営む中村さんが、養蜂に興味 を持つようになったのは20年ほど前のこと。
ミツバチたちが果物の花々の蜜を集めに、周囲を熱心に飛び回っていたことがきっかけでした。
　
その思いをあたためながら10年近く経た頃、「銀座のビルではちみつの養蜂を行っている」
という話を聞き、見学に。
養蜂を教えてもらい、最初は日本ミツバチから始めたものの、苦労の連続だったそうです。
「日本ミツバチは、すぐに逃げちゃうんだよ。それで一時は西洋ミツバチだけにしたのだけれど、
あきらめられなくて、また挑戦(笑)」
　
それもようやく軌道に乗り、西洋ミツバチとともにアカシア、クローバー、れんげ等の蜜を集めています。 「はちみつは人間が創り出せない最高のサプリメント」と話す中村さん。
　
ミツバチが集める花の蜜は、最初 はさらさらしたもの。それを働き蜂たちが口から口へと移しながら、
体内の酵素の働き等によりブドウ糖、果糖へと濃縮、変化させていきます。
蜜が貯まると、羽で風を送り水分を蒸発させます。
しっかり水分を飛ばし糖度十分に完熟させたら、
蜂たち自ら分泌する蜜蝋(巣の主材料 でもあります)で蓋をして完成です。
　
出来上がったはちみつには、ビタ ミンやミネラル、抗酸化物質ポリフ ェノール等、
体に嬉しい成分がたっぷり。
精製や加熱などを一切していない天然ものは、それをそのまま体に取り入れることができる
素晴らしい栄養食品です。
中村さんの手によって我々の口に入る食品となった、
はちみつ・巣みつ。本物の“天然” の美味しさを味わってみませんか。

先祖代々お米農家の中村さん。

今ではルレクチェをはじめ、養蜂、ワイン用ぶどうの栽培も。

有機質肥料にこだわり農薬も極力使わず、安全 で美味しいものを生み出しています。

お米は現在販売中、ルレクチェは毎年11〜12月頃販売。

(雑誌「自遊人」2019年8月号に掲載)