ピオーネは、巨峰とマスカット種から作られた品種で、甘みの強いことが一番の特長です。佐藤さんの巨峰も、もちろん甘さは格別なのですが、一緒に感じられる独特の酸っぱさが、 巨峰らしいさわやかさ。

そこへ行くとこのピオーネは、さすが糖度20以上、雑味のないなめらかな甘さ!　でも、果実の自然な味わいを大事に作る佐藤さんのぶどうですから、ベタッとするような嫌な甘みは一切ありません。後口は、あくまでも清々しくさわやか。

また、巨峰よりさらに粒が大きく、実の詰まりもぱりっとして見事。この粒のハリ具合を「玉張り」と言って、ぶどう農家の方が神経を使うポイントのひとつなんだそうです。梅雨から夏にかけての天候に左右されやすいので、その管理の仕方は腕の見せ所です。

普通のぶどうに比べて水気がやや少なめで、歯ごたえがいいというのもピオーネのいいところ。ひと粒ずつにしっかりと食べ応えを感じられます。種なしで食べやすいというのも嬉しいところです。

粒の大きさやハリなど、見た目にこだわるぶどう農家も多い中、佐藤さんの作り方は「とにかく“味”重視」。ぶどう作りの好条件のそろう勝沼ですが、佐藤さんは、おいしいぶどうのためのさらなる手間を惜しみません。粒のひとつひとつに本来の自然な風味が乗ったおいしいぶどうのために、さまざまな工夫をしています。

たい肥などの有機肥料を使って、しっかりした土壌作りをすることがそのひとつ。そして、虫のつきやすいぶどう栽培ではとても手のかかる、減農薬にも取り組んでいます。

標準の3割にまで使用農薬を減らし、その分カルシウムや乳酸菌を葉面散布することで、 より安心して食べられるおいしいぶどうを作っているのです。

「子供たちに、安全なものを食べさせたいと思ったことがきっかけ。品質のいいものを安心して食べてもらいたいですからね。そのために、日々努力していますよ」
と佐藤さん。

人気の品種で毎年早々に売り切れてしまう品種ですから、ぜひ今のうちにお買い求めください!


※収穫が天候等に左右されやすい生鮮品のため、到着日指定を承ることができません。

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