雑誌「自遊人」が運営。無添加・有機・オーガニック食材の通信販売「オーガニック・エクスプレス」

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涙が出るほど美味しい、銀毛鮭のいくらと鮭の身を味付けしました

三陸産いくらと鮭の親子漬「無添加 銀毛鮭紅葉づけ 醤油味」

三陸産いくらと鮭の親子漬「無添加 銀毛鮭紅葉づけ 醤油味」
  • 無添加
  • 産地直送

100g入りを3個セットでお届け。50セット限定販売です。ご注文はお早めに!

料理研究家・冬木れいさん推薦。

貴重な「銀毛鮭」のいくらを使用。いくらの皮が薄く、とろけるような食感が特徴です。

化学調味料は一切無添加。魚の旨みが生きています。

出荷元:山根商店

ポイント: 16 Pt

3,200 (税抜)
数量:
三陸産いくらと鮭の親子漬「無添加 銀毛鮭紅葉づけ 醤油味」

料理研究家の冬木れいさんから……

それは1本の電話から始まりました。
「三陸海岸の宮古という町に、素晴らしい水産加工品をつくる会社があるんです。復興のために力になりたいと思っているのですが、自遊人の岩佐さんのところでなにか考えられないでしょうか」

 電話の声は料理研究家の冬木れいさん。
「これから三陸の魚は放射性物質の影響で大変でしょうけれど、山根さんのようなこころざしと加工技術をもった方には、なんとしても生き残っていただきたいと思っています。自遊人のオーガニック・エクスプレスで販売してもらえたら、山根さんも喜ぶのではないかと思いまして」
“山根さん”というのは、岩手県宮古市の水産加工会社、山根商店の社長、山根智恵子さんのこと。三陸名産の鮭やイカ、サンマなどを?と塩で漬けた加工品や、無添加の干物などをつくっています。

 私と冬木さんは、これから三陸の魚はどうなってしまうのか、どうしたら支援できるのか、しばらく話しました。問題は重く、そして深く、そう簡単に答えは出ません。しかもオーガニック・エクスプレスでは放射性物質が微量でも含まれた食品は原則的に扱わないことにしています。山根さんがこれから“どういった原料を使うつもりなのか”“どのように放射性物質に対処するのか”が気になります。
「山根さんは、それは本当に美味しい加工品をつくるんです。ですから、私は山根さんに、たとえ宮古以外の魚を使っても、安全で美味しい加工品をこれからもつくってもらいたいと思っています。山根さんに自遊人さんを紹介してもよいでしょうか?」

 もちろんNOであるわけがありません。
三陸産いくらと鮭の親子漬「無添加 銀毛鮭紅葉づけ 醤油味」

素材抜群、塩加減絶妙

その数日後、私のもとへ山根商店から干物や塩辛などの加工品が届きました。さっそく会社の厨房で調理して、スタッフみんなで試食しました。冬木さんが言うように、それは素晴らしい涙がでるような味でした。通常、加工品は“この一品は美味しいけれど、ほかは今ひとつ”ということが多いのですが、山根商店の加工品はハズレがないのです。
「どれを食べても、しみじみ美味しいねぇ。素材が本当にいいんだね」
「ほんのりとした塩加減が絶妙ですね」
「魚の臭みや脂の酸化した臭いとかがまったくありませんね」
届いたサンプルはあっという間になくなってしまいました。化学調味料を一切使っていませんから、魚の旨みが生きています。そして化学調味料を使わないということは、素材がなによりよくなければいけません。加工品は原価を抑えるために、一般的に“今ひとつ”な原材料を使います。でも、山根商店の原材料は、どれも、かなりいいものを使っているのです。
「これは一度、宮古に行かなければいけないね」
そこにいた皆が「うん」と頷きました。

 でも、それからしばらく、宮古へは行けませんでした。なぜなら私たちはお米の放射性物質検査と土壌検査に追われていたからです。当社のシンチレーション検出器はフル回転で、一台では足りないほどの状況です。さらに微量でも放射性物質が含まれている可能性のあるものはゲルマニウム半導体検出器による検査に出しています。私たちは、どんな地域がどの程度汚染されていて、お米にはどの程度の数値が出るのか、その分析に追われていたのです。

 そして11月末になって、やっと全国の土壌汚染の実態が見えてきました。と同時に、私たちの次の関心事は“海”へと移っていったのです。

 11月29日、私たちはやっと宮古を訪れることになりました。
三陸産いくらと鮭の親子漬「無添加 銀毛鮭紅葉づけ 醤油味」

復興進む、三陸・宮古

宮古の町は力強く復興していました。津波にのみ込まれた漁港周辺の市街はきれいな空き地になっていました。がれきは片付けられ、道路は補修され、信号機がついていました。震災後に三陸を訪れたときのような壮絶な景色と臭いはもうありません。市場の前には早くも一軒、津波に流されたあとに新築したすし屋が営業を始めていました。さらにその先では三軒の家が新築中でした。

 2つある魚市場のうち、古いほうは鉄骨の屋根が曲がっていたり、窓ガラスが割れていたりしていますが、新しいほうは津波に襲われた形跡をほとんど残していません。裏側では新しい事務所棟を建築中で、もう数週間で完成しそうです。駐車場は仲買や市場で働く人々の車で満車。港には次々と大型のトロール船が入港してきます。着岸すると大勢の人が集まり、水揚げ作業がはじまります。まるまる太ったカモメが辺りを取り囲み、小魚のおこぼれを奪い合っています。市場に運ばれた魚はセリにかけられ、仲買に引き取られていきます。

 以前とまったく変わらない光景、いや、むしろ以前より活気ある光景です。人々の顔は明るく、元気に満ちています。そして山根商店の山根智恵子さんも、そんな活気あるセリのなかにいました。
「セリはね、実は震災の1ヶ月後の4月11日から始まっているんですよ。宮古は三陸有数の漁港だから、市場が動かないとみんな元気がでないでしょ。うちもね、つい数週間前から加工場を動かし始めたの。鮭も揚がってきたし、年末はやっぱり美味しいイクラと筋子、食べたいものね」

 山根さんは震災時、市街の銀行にいたそうです。そして大津波警報を確認、急いで市場にあった事務所へ向かったと言います。
「従業員はみんな避難してくれている、と思っていたけれど、どうしても心配で市場へ車で向かったんです。できるだけ高台の道を通って、最後に海に下って事務所に着くと、もう誰も市場周辺にはいませんでした。私は“ほっ”としたと同時に猛烈な寒気を感じました。すぐに事務所を飛び出して逃げようと思ったんですが、そのとき忘れ物を思い出したんです。“取りに行こう”、と思ったとき、亡くなった父が頭の中に現れたんです。“今すぐ逃げろ!”と。そして急いで高台に避難したら、津波はもう市場をのみ込んでいました」

 幸いにして従業員は無事だったそうですが、家族全員が無事だったわけではありません。市場の事務所も津波で消えました。
「でも別の場所にあった加工場と冷凍庫は大丈夫だったんです。それが救いでした」

 山根さんはその後、無事だった加工品を東京の百貨店の催事などで販売。苦しい時期をしのいできたと言います。セリ場では元気だった山根さんも、震災のことを話し出すと目に涙がたまってきます。ひとすじの涙がこぼれました。
「みんな頑張っているのだから、私たちも頑張らなくっちゃね」

銀毛鮭のいくら

無事だったという加工場は、宮古市街から20分ほどの田老(たろう)という地域にありました。水産加工会社数軒が集まる小さな工業団地。巨大な堤防が津波を弱め、さらにすこし内陸に位置していたことで、ぎりぎり津波が到達しなかったのです。

 加工場では筋子の加工をしているところでした。大きな機械はなく、すべて手作業。作業は清潔で、仕事はてきぱきスピーディー。作業風景を見ただけで美味しさの秘密がわかったような気がします。

 加工場を見学して小さな事務所でお茶をいただいていると、なにやらいい香りがしてきます。やがて山根さんがお盆にごはんとお椀、自慢の加工品を並べて持ってきてくれたのです。
「朝ごはんも食べたと思うけれど、お腹、減ったでしょ。これはね、サワラを?で漬けたもの。こっちは味噌漬け。それからいかの塩辛と、鮭の紅葉漬けも食べてみて」

 震災時の苦労を聞いているだけに、新潟のオフィスで食べたときより、さらに美味しく感じます。思わずごはんをおかわりしてしまいました。
「塩加減がいいから素材の味が生きていますよね。とくにぼくは塩辛が最高だなぁ。それとイクラ。このイクラはかなり上質ですよね。これは銀毛鮭ですか? うまいなぁ」
「そう。銀毛鮭のイクラです。銀毛っていうのは、まだ沿岸に近付いてきていない鮭のこと。鮭は沿岸に近付くと体も締まってくるし、卵も固くなってしまうんですよね。だから沿岸で穫れたイクラは外側の皮が固くて口に残ります。でも銀毛のイクラは皮が柔らかいから口のなかでとろけるんです」

 でも私たちには販売にあたって確認しなければならないことがあります。私はイクラとごはんを平らげ、お茶碗をおいて一呼吸しました。
「大変、聞きづらいことなのですが、今、三陸の海は放射性物質で汚染されつつあります。加工品の原料はどのような基準で仕入れていらっしゃるでしょうか……」

 山根さんの顔色が変わります。そして一瞬の沈黙に、思わず私は続けました。
「いや、もちろん鮭はアラスカ方面から北海道を経て回遊してくるわけですから、影響はほとんどないと思います。とくに宮古は三陸でも北側に位置していますし。それにイカも、漁船の乗組員にさきほど聞いたところ、漁場は三陸の北側と言っていました。実際にイカといっしょに北海道の名産であるハッカクやスケソウダラが混じって水揚げされていましたから、南でないことは間違いないでしょう。でも、当社では、放射性物質に関してはかなりシビアな基準をつくっておりまして……」

 正直、海産物に限らず、農業生産者にもこの話をするのはつらいものです。胃が痛くなりますし、こうやって思い出しながら文章を書いているだけで、動悸がします。もう個人的には食品販売をやめてしまいたいくらいですし、逃げてしまいたい……。でもそうはいきません。
「放射性物質の検査結果はどうなっているのでしょうか?」

放射性物質「不検出」

山根さんの顔はさっきまで、私がイクラごはんを頬ばっていたときとは違っています。うつむいて、すこし悲しそうな顔をしています。そしてしばらく無言の時間が流れました。その時間はおそらく5秒とか、7秒とか、そのくらいのはずですが、私にとっては何分にも感じるほどでした。

 山根さんは顔をあげるとゆっくり話し始めました。
「うちの加工品は無添加をウリにしてきましたから、放射性物質に関してもきちんと考えないといけないと思っています。情報公開しないといけないこともわかっているのですが、こればっかりは私の一存では……。それで見ていただきたいのですが、この検査結果をどう思いますか?」

 山根さんは私に6枚の検査結果を差し出しました。鮭のメスの魚体部分と卵巣の2枚、スルメイカが胴体と肝の2枚。そのほか、大型の回遊魚であるブリとゴマサバが各一枚。検査日は11月22?23日。検体はすべて宮古沖で漁獲されたもので、その漁場が記されています。

 検査機関は(財)日本分析センター。第三者機関ですから間違いない数値です。それによれば、鮭とイカの身の部分は1ベクレル以下の検出限界まで不検出。鮭の卵巣(つまり筋子&イクラ)とイカの肝も不検出です。
(※ゲルマニウム半導体検出器による検査では検体の量によって検出限界が変わってきます。1ベクレル以下を検出するにはおおよそ2kg必要ですが、肝を2kg集めるのは大変なので70gを検体にしたと推測できます。そのため検出限界が2.5?3ベクレル程度になっていました)
「これならいいじゃないですか。あぁ、本当によかった。よかったです。鮭とイカからは出ていないのですね。南方からやってきたブリからはごく少量出ていますけれど、想像していたよりもはるかに低いですね。福島周辺で穫れた魚からははるかに多いセシウムが検出されていますから、きっと消費者は宮古の魚ももっと多いと思っているはずです」

 ブリの検査結果もセシウム137と134をあわせても5ベクレル。検出限界を10ベクレルに設定すれば「不検出」と表示できるレベルです。私は山根さんに検出限界について説明して、「不検出」がどういう意味をもつか説明しました。

 一般的には500ベクレル以下の海産物はなにも表示されずに販売されています。暫定基準値が500ベクレルですから、499ベクレルまでは「未検出」という扱いになります。 “食品に厳しい基準を課している”とされる企業でも、10ベクレルを検出限界にする会社もあれば、50ベクレルの会社もあります。
私たちの会社では、原発事故後に生産された商品をすべてシンチレーション検出器で検査しています。さらにシンチレーション検出器で“汚染されている可能性がある”と判断した自社商品については、国が公式検査としているゲルマニウム半導体検出器による検査を行っています。そして原則的に1ベクレル前後の検出限界まで「不検出」のものしか販売していません。検出限界近くの数値が検出された場合は、その数値を公表して消費者の皆さまにご判断いただいています。

 山根商店のような“テナント商品”についても、安全性を確認することを最重要視しています。このような現場での確認作業と、必要に応じてシンチレーション検出器で検査を行っています。
「私は、魚は多面的な状況判断でどの程度汚染されているか推測するしかないと考えているのですが、この検査結果を見ると、現時点では宮古周辺の海は比較的汚染が少ないと考えられますよね。ですから、この検査結果を公開して、この時期に収穫した鮭の加工品を販売するのであれば、消費者の理解は得られると思うんですよ」
「たしかにそうですよね。やっぱり消費者のことを考えると情報公開がいちばん大事ですものね。でもこの検査結果をどこまで公開してよいのかは、私の一存では決められません」
「本当の風評被害をなくすためには、すべてを公開することが原則だと私は思っています。ブリの数値は隠しておきたいかもしれません。でも太平洋を北上してくるブリが5ベクレルなら、南下してくる鮭はゼロベクレルだと自信をもって言えるじゃないですか。公開しなければ、消費者は鮭のゼロベクレルも“本当かなぁ”と思うでしょうし、ほかの魚は“国の暫定基準値ギリギリの499ベクレルの可能性もある”と判断します。ぜひ、漁協にこの結果を公開してもいいか、問い合わせてみてください」


山根さんは「わかりました」と力強く言ってくれました。

 そして……。しばらくして山根さんから明るい声で報告がありました。
「データはすべて公表しても大丈夫という返事をもらいました」
「それはよかったです。あとは“伝える”のは私たちの仕事です。頑張って売りますから、山根さんも頑張って美味しい加工品をつくってください」
「おたがい、大変ですが頑張りましょう」

 当社では原発事故以降、「疑わしきは食べない」ことを原則に、三陸と常磐沖でとれる海産物・海産加工品の販売を中止してきました。しかしさまざまな状況が判明してきたことから、当社では順次、三陸産海産物の販売を再開していきたいと考えています。販売再開する際には、知りうる情報を隠さずに皆さまにお伝えしていく所存です。

 山根さんも言います。
「起きてしまったことは仕方ありません。消費者の皆さんに、今後も三陸の美味しい魚を食べてもらいたい、そう思っています。宮古を、いや、東日本太平洋側の水産業を応援してください」

 太平洋側には、青森の八戸、岩手の宮古、宮城の石巻、福島の相馬、茨城の波崎、千葉の銚子と素晴らしい漁港が揃っています。そして私たちは情報公開に積極的な漁協や水産加工会社を応援していきたいと思っています。もちろん、ブリやサバなどから検出された微量の放射性セシウムをどう考えるのかは今後さらに検討を重ねていきたいと思っています。

 味はとにかく抜群です。水産品の場合は個体差があるため断言はできませんが、放射性物質も限りなくゼロに近いと思われます。ぜひ年末年始のごちそうに山根商店のイクラや筋子を加えてみてください。

 本当に涙が出るほど美味しいイクラと筋子を、皆さんにもぜひ食べていただきたいと思っています。


自遊人編集長 岩佐十良
原材料 さけ(三陸沖産)、いくら(三陸沖産)、醤油(大豆、小麦を含む)、本味醂(京都)、酒(岩手)、食塩(広島)、昆布(北海道)
7大アレルゲン 小麦
化学調味料 不使用
補足:
保存料・着色料 不使用
補足:
内容量 100g×3個
賞味期限 発送から60日
保存方法 冷凍(ー18度以下)で保存。冷蔵庫で自然解凍後、1週間以内にお召し上がりください。
産地 岩手県宮古市
配送温度 冷凍
お届けの目安 通常 10日~2週間程度で発送
商品コード FC-150

お客様の声

  • 2012/12/02

    ★★★★

    酒の肴として購入しました。シンプルな味付けでよかったです。

  • 2012/04/06

    ★★★★★

    期待通り、いや、期待以上の美味しさだった。
    余分なものが一切入っていないから、魚そのものの力強い美味しさを感じる。
    毎日の白飯が楽しみになった。
    ぜひおすすめしたい。

  • 2011/12/29

    ★★★★★

    ごはんにたーっぷりとのせていただきました。
    すんごくおいしかったです。
    いくらが口の中でとろけて、さけの旨みがじゅわーっと広がって。
    「おいしいねぇ」と言い合いながら、家族みんなが笑顔になりました。
    おいしいものを食べると笑顔になって、元気が出ますね。
    ありがとうございました。

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